仕送りは主食やお金よりもおかず

食生活が乱れに乱れた大学時代

無駄につらい日々を過ごした

今思い返してみても、大学生時代はとにかくひどい状態でした。
もう二度とあの時には戻りたくないと心から強く思うほどです。

1日1食しか食べないのは当たり前。
1日に何も食べないのも珍しくない。

それでまともな生活を送れるはずもなく、バイトに明け暮れ、単位は落としまくり。人間関係もまともに築けず、大学生であるということが唯一の救いであるほど自堕落に徹しきった人生を送っていました。

ついには、バイトも辞め、大学にも行かなくなると、一人薄暗い部屋に籠る日々が続きました。

空腹感が一番の友達になる頃には、肉体的にも精神的にも憔悴しきっていたのではないでしょうか。

自らを責め苦に追いやる無意味な生活。
何のために生きているか分からなくなるほど空虚に生きながらえていました。

すべての原因が「食」にあると気づいたのは、それからだいぶ時間が経ってからです。

あの状態から脱することができたのは、間違いなく料理の仕送りのおかげ。
今でも感謝しています。

お金+料理を仕送りしてくれたことがうれしかった

細胞にしみこむカレー

大学時代にお金だけを仕送りされても何も変化はなかったでしょう。
料理を送ってもらったのが変化のきっかけになりました。

「まともな料理」を食べるうちに、「まともな思考」も戻ってきたのです。

今まで一体何をやっていたんだ?と気づいた時には、まず部屋の掃除をし、次に近くのスーパーに買い出しに行き、そして、カレーを大量に作りました。

とてもおいしく感じるとともに、頭の中が明瞭になったのを覚えています。

それからも何度か料理を仕送りしてもらいましたが、自分が普段は絶対に食べない・絶対に作らない料理を食べられることがうれしいと同時に、懐かしの味に涙しました。

「ああ、そうか。僕の細胞一つ一つがこの料理で構築されているんだ」

生まれた時から食べ続けた、細胞レベルで求めている料理。
それをおいしいと感じない訳がありません。

人は食事で形作られているということを改めて強く強く感じました。

今では料理を送る側に

きちんとした料理を送る

今では時たまに1人暮らしの息子に料理を仕送りします。
食の重要性を常に意識してほしいのと、自分の大学生時代のように絶対になってほしくないからです。

とはいえ、毎度は難しいので、その代わりに「宅配食」を届けるようにしました。

「宅配食」は、無添加・国産100%の食材を使った料理を配達するサービスです。
食生活が乱れやすい1人暮らしにおいて。これほど有用性の高いサービスはないでしょう。
(あの当時にこのサービスがあればよかったのですが…)

ただお金を仕送りするよりは間違いなく、子どものためになります。
お金を送っても有効活用してくれるか分かりませんし、親が子に送るものにしては寂しすぎる気がしますしね。

自分の料理を作って送ることは難しくても、料理という形で親の愛情を届けてあげられたら、子どもにとっても、それが何よりもうれしいことだと思えるのなら、お互いに本望でしょう。私がそうであったように。

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